勝田マラソン撃沈で学んだこと

『3時間30分切り』を宣言した勝田マラソン(フル)。
しかし健闘空しく結果はボロボロの3時間36分。

去年3月の『板橋マラソン』(フル)よりもダメな結果で泣きながら帰りました。
そこで問題点を考えてみると

【問題①スタートしてすぐ胸が苦しい】
スタートしてすぐ、集団のペースがキツクて胸が苦しい。
呼吸なのか心臓なのか分からない。
「まだ始まったばかりなのに・・」

先週ちゃんと〈30㎞ビルドアップ〉や〈トレッドミル20㎞スピード練習〉したのに
あんなにガンバったのに効果なかった・・

〈解決策は〉ツライけど・・
＊短い距離のインターバル(速く走る)練習をやる！
＊長い距離の速いペース走をやる！

【問題②ピッチが上がらない】
15㎞手前で胸の苦しさが消えると、今度は脚が重くなる。

レースで私を抜いていく選手のピッチは大抵速い。
そのピッチに合わせて走ると苦しい。
そのピッチで走れない事に気づいてガックリ。

その経験から、普段からピッチを上げるようにして来ました。
しかし、今日も脚が回らず速く動かない。

過去の経験で、速度アップのためストライドを伸ばすと、むしろスピードダウンする。

ストライドで使う筋肉は、膝を持ち上げる〈大腰筋＋腸骨筋→腸腰筋〉
足を前へ出すのは〈大腿四頭筋〉

私は、この筋群をコキ使うとすぐ疲れます。
一時、無理してスピード上げても、疲れて前より落ちてしまう。
その経験から『ピッチを上げてペースアップ』を選んできました。

しかし去年のメインレースは11月の『沖縄本島一周サバイバルラン』
沖縄本島390㎞を72時間制限で走るため、長距離ゆっくり走が中心。
まったくスピード練習をしなかったため、体が『速く動く』事を忘れてしまいました。

しか～し、これは想定内だったので
レース8日前〈トレッドミル20㎞練習〉でピッチを上げる練習をしました。
しかしその時、すでに脚が回らずピッチが上がらなかった。

それでも「フルのピッチなら問題ないだろう」と気に留めませんでした。
しかしそれがドンピシャ出てしまった。

18㎞地点で
周りの足音を聞いて、速いピッチの足音に合わせて脚を動かしてみる。
するとペースが上がる。

でも他に気が散ると、いつの間にかピッチが遅くなる。
速く動かし続けられない事に愕然としました。
これはドゲンカセントイカン！

〈という訳で解決策〉→ツライけど・・
＊全力での高ピッチ練習をやる！
＊ウエイトトレーニングで筋力強化！

【問題③弱いメンタル】
脚が回らず遅いためドンドン抜かれる。
脚は思うように動かないし全身が苦しい。
ツラいしだんだん面白くなくなってくる。

「25㎞まで頑張ったし、そろそろ落とそうか」
と左肩の〈悪魔の自分〉が囁く。

「いやいやダメでしょ！25㎞で落としたら根性ないじゃん」
右肩の〈天使の自分〉が止める。

しばらく経つと「もうゆっくり走ってもいい？」
と〈悪魔の自分〉が聞いてくる。

「あと15㎞だから踏ん張れ！」
〈天使の自分〉がケツを蹴飛ばす。

30㎞手前、〈悪魔の自分〉が言う。
「30㎞の壁まで頑張ったんだから言い訳できるだろ」
(ん～、弱い所突いてくるなあ)

しかし慌てて天使が待ったをかける。
「行けるのに諦めたら『何で本気で走らなかった！』って後悔するぞ」
(そうだな～・・)

ウダウダ迷っている30㎞地点
ペーサー率いる『サブ３.5』集団に抜かれる。
(え？ここでサブ３.5に抜かれるんなら、そんなに遅くないぞ！)
と思い直す。

残り12㎞で俄然やる気が出て、前の選手から離れないように走る。
そして最後の2.2㎞は何と6分を切って走れるじゃあ～りませんか。

「もう1ミリたりとも速く走れない」
と思っても、まだ何かに甘えてました。

何と弱いメンタルなのか
この軟弱ハートはどうすりゃいいんだ・・

でもね、このギリギリ感っていいんですよ。
言い訳できない『今ここ全力！』の緊張感って何とも言えない。
フルマラソンの魅力ってこれなのかも知れません。

という訳で2/12は『さいたまマラソン』
良い結果をご報告できるように楽しんで走ります。

【先週のトレーニング】
01/22(月)：休　み
　　23(火)：ウエイトトレーニング
　　24(水)：ラ　ン:10.2㎞／1時間07分／6:37/㎞
　　25(木)：ラ　ン:10.0㎞／1時間03分／6:16/㎞
　　26(金)：休　み
　　27(土)：休　み
　　28(日)：『勝田マラソン(フル)』3時間36分42秒
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