〈東京新木場→長野県小諸→新潟市の海〉まで荒川を遡り、千曲川・信濃川を下る旅。
513㎞/132時間制限(4/30[火]~5/5[日])の旅。
とにかく疲れた。
一週間経っても脚全体がだるく、足首は浮腫み、一日中眠い状態が続いています。
間違いなく人生で最も過酷なレースでした。
【気付き①】寝ないと走れない
3箇所のレストステーションで寝た時間は4時間半・5時間・6時間。
滞在時間は風呂・食事を含むので6~9時間。
過去の経験では、睡眠時間を削って進み続ける事が早くゴールする事に繋がった。
しかし川の道は、しっかり寝た選手が早くゴールする事を知りました。
3日目フラフラ歩いている3人の選手を抜く時に尋ねる。
「小諸を何時に出たのか?何時間寝たのか?」
出発した時間は私よりも2〜3時間早く、3人とも睡眠時間は1時間と答えた。
3時間遅く出た私に抜かれるのなら、その3時間を寝た方が確実に前にいたはず。
6日間という長丁場では、どれだけ体調管理をしたかが結果に繋がると知りました。
【気付き②】足のマメ対策
2日目、12時間の本降りの中、人生初めて傘をさして走る。
両足にたくさんのマメができる。
マメ対策は〈トルデジアン巻き〉のテーピングを行う。
2018年、『トルデジアン』イタリア・トレイルレースで巻いてもらったマメ用テーピング。
その効果は絶大で、痛みなく進むことができた。
川の道でもトルデジアン巻きで最小限の痛みでゴールすることができました。
しかし、マメができなかった選手に聞くと、頻繁にマメ防止クリームを塗ったとの事。
できてからテーピングより、作らない方が痛くないし時間短縮ができる。
5本指ソックスでない方が良いという話も聞きました。
試してみる価値ありですね。
【気付き③】12時間で脳が疲労
高速歩きで歩くと12時間で脳が疲労する事を知りました。
集中力が切れ、脳が「もう歩きたくない」と言い出す。
ここで少し睡眠をとると復活します。
他の選手と同行しようとするとそのタイミングを逃す。
脳の疲労を放置すると、結果的に時間が掛かる事がわかった。
人に合わせたり、付いて行こうとせずマイペースで進むことが重要だと気付きました。
【気付き④】食べるタイミング
私設エイドの食べ物でかなり助けて頂きました。
ドリンクが切れて自販機もない時、強い空腹時など、ジャストポイントで私設エイドがありました。
さすが辛いポイントをよく知っていらっしゃる。
夜間寒い中でサポートしてくれた皆様、本当にありがとうございました。
3日目、コンビニで無性にハムが食べたくなり、タンパク質不足だと気付く。
ハムとくん卵2個とおにぎりを食べる。
タンパク質は忘れずに摂らないと動けなくなりますね。
一方、やはり暖かいラーメンや定食がありがたい。
すき屋の『うな牛』や『卵納豆定食』は美味しかった。
ただ、お店の前を通る時に空腹でなかったり、タイミングが合わないこと多数。
お店の位置を知ってた方が有利です。
川の道は走り方がある事を知りました。
しかしゴール手前「こんな辛いレースもう二度と出ない!」と思う
10日経っても、まだチャレンジする気持ちにはなれません。
一番の痛みは両側の下腿前面の『前脛骨筋』(つま先を上げる筋肉)の筋肉痛。
足首周囲は1.5倍に浮腫み、つま先を下げるストレッチができない。
最終日、三箇小→ゴールまでの119㎞の95%をアスリート歩行で歩き通した。
つま先を上げて歩いていると次第に筋肉痛が強くなる。
途中でつま先を上げないようにするも、既に時遅し。
どんどん痛みが増えて行く。
帰宅時、浮腫んで足が入らず、片側の靴を履くのに3~4分掛かる始末。10日経ってようやくストレッチが出来るようになりました。
(こんな状態なのに来年の対策を考え始めてる自分がイヤ・・・)
【先週のトレーニング】
04/29(月):休 み
30(火):川の道・スタート
05/01(水):↓【①小鹿野町-両神荘】153.3㎞・約24時間02分
02(木):↓
03(金):↓【②小諸グランドキャッスル】260.2㎞(106.9㎞)・約27時間02分
04(土):↓【③津南-三箇小学校】394.2㎞(134.0㎞)・約27時間50分
05(日):↓ゴール513.7㎞(119.5㎞)・約27時間40分/ゴール128:43:49
06(月)~12(日):怠さとカラダ中の痛みでず~っと休み
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