マウンテンバイク4つのテクニック

8月に出たアドベンチャーレースの話をしていたら、マウンテンバイク(MTB)の話題になりました。
人生初めてMTBに乗ったカミさんに、走りながらバイクのテクニックをレクチャーしました。

その内容を「知りたい」と言われたので説明すると、役に立ったそうなのでシェアします。
ロードバイクも共通のテクです。

1【長い急坂・外れないギアチェンジの方法】
舗装路の長い登坂で、カミさんが２度チェーンを外しました。
フロント(ペダルが付いてる方)でチェーンがインナー(内側)に落ちる。
当然直すのは私。

〈外れた状況〉
〇登り始めに脚の負担を減らすため、リヤのギアから1段づつ落として行く。
→チェーンのテンションが下がる
→さらに辛いのでフロントギアを落とす(アウター[大]→インナー[小])
→テンションが下がった状態で、フロントを一気にインナーに落とす
→強く踏み込みながら行うため、加速度でインナーに外れる

〈原因〉
→テンションが落ちた状態で、強く踏みながら、フロントギアを軽くしたから

〈解決策〉
①フロントが先・リヤが後
フロント1枚はリヤの3枚分軽くなります。
長い急坂は、先にフロントを下げておく
その後リヤで調節していく

②ギアチェンジの時は軽く踏む
強いトルクをかけずやさしく踏む

2【短い急坂(陸橋など)・足に負担の少ないギアチェンジ】
陸橋をなるべく脚の負担を掛けず登りたい。
平地でスピードを上げて勢いをつけておく。
ギアチェンジのタイミングが遅れると一気に負担がかかる。
早過ぎると空回りして疲れる。

〈解決策〉
→脚の感覚で変速のタイミングを読み、フロントが先・リヤが後

①タイミングが大事
登り始めて脚に負担が掛かって来たら先ずフロントを落とす。

②フロントが先・リヤが後
強いトルクをかけずやさしく踏みながら、リヤを落として行く。

3【膨らまないカービングテクニック】
舗装路の下りカーブで、外へ膨らむと危険です。
実際、ガードレールへの衝突や崖から落ちる場合も。
膨らまず安定してカーブを曲がるテクニックがあります。

〈解決策〉
→外足ペダルが下で踏ん張る・内側の手でバイクを倒す
カーブに入る前に安全なスピードに調節しておく

①カーブ外側のペダルを(回さず)下げ、そのペダルをグッと踏みしめる
これだけで安定し、外側に膨らまなくなります。

②カーブ内側の手でバイクを倒す
これでさらに内側に入るので安定してカーブが曲がれ、ガードレールの不安が消えます。

4【安定した高速の下り】
特にオフロードでは、路面の凸凹に弾かれて落車します。
前方重心は不安定でメチャ危険なので、後方重心にします。

〈解決策〉
→お尻を引き、大腿でサドルを挟む

①お尻を浮かしサドルの後ろに引く
両腕を伸ばして大きく後方重心にする。
オフロードの場合は、完全にサドルの後ろに引く。

②大腿内側でサドルを挟んで体を安定させる
体がふら付かなくなり、取り回しし易くなる。

以上のテクニックを使えるだけで、ロードバイクもMTBも楽しく安全になります。

私はトライアスロンなので、平坦なロード(舗装路)がメイン。
集団走行は無いし、ドラフティング禁止なのでテクニックはほぼ不要です。
私のバイクテクニックは僅かですが、最低限知っておくと便利で安全ですね。
皆様のお役に立てれば嬉しいです。

☆ドラフティング：前の選手のすぐ後ろに付いて風よけにする行為

【先週のトレーニング】

10/02(月)：休　み
　　03(火)：休　み
　　04(水)：ラ　ン10.1㎞／1時間02分
　　05(木)：ウエイトトレーニング
　　06(金)：ラ　ン10.2㎞／1時間04分
　　07(土)：休　み
　　08(日)：休　み

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